まく子
私は西加奈子さんが大好きだ。
西加奈子さんと直接お会いしたことはないけれど、
人として関わり合いお付き合いしたいくらい好きだ。
西さんの選ぶ言葉の「生命」が、胸にズシリと突き刺さる。
「きっと、永遠を望む誰かに。
何かが壊れたり死んだりすることを嫌だと思う誰かが、
永遠に自分でいたい誰かが、絶対に壊れない自分を、
永遠に変わらない世界を作ったんだ。もしかしたらその誰かは、」
※本文から引用
「まく子」もそうだ。
私の好きな本文の一部。
人は個々があってこその人間だと
誰かに操られるのでもなく
自分はたったひとりしかいない
尊い存在なんだと
この作品から自分を否定しなくても良いんだよと
抱きしめられた感覚に陥りました。
自分ままでありのままでいい
それを自分が受け入れて生きていく
生きていると永遠のテーマでもあるように想う。
なかなか自分を受け入れるのは分かってはいても難しいからだ。
先ずは自分を好きになることから始めよう。