まく子

 

まく子 (福音館の単行本)

まく子 (福音館の単行本)

 

 

 

 私は西加奈子さんが大好きだ。

西加奈子さんと直接お会いしたことはないけれど、

人として関わり合いお付き合いしたいくらい好きだ。

 

西さんの選ぶ言葉の「生命」が、胸にズシリと突き刺さる。

 

「きっと、永遠を望む誰かに。

 何かが壊れたり死んだりすることを嫌だと思う誰かが、

 永遠に自分でいたい誰かが、絶対に壊れない自分を、

 永遠に変わらない世界を作ったんだ。もしかしたらその誰かは、」

※本文から引用

 

「まく子」もそうだ。

私の好きな本文の一部。

 

人は個々があってこその人間だと

誰かに操られるのでもなく

自分はたったひとりしかいない

尊い存在なんだと

この作品から自分を否定しなくても良いんだよと

抱きしめられた感覚に陥りました。

 

自分ままでありのままでいい

それを自分が受け入れて生きていく

生きていると永遠のテーマでもあるように想う。

なかなか自分を受け入れるのは分かってはいても難しいからだ。

先ずは自分を好きになることから始めよう。